動力メンテナンス法③

修理部 名野です。

動力メンテナンス続きです。

前回はこちら

ここからは、さらに部品を分解していきます。

※分解の際は、パーツの破損に注意し、慎重に行ってください。

チェックポイント②:台車フレーム

この部分は、動力台車の基礎部分で、かつ集電部品としても機能しています。

台車前後のツメでとまってます。

これを分解していきます。

まず、カプラー周りを押さえて、上に引っ張るようにすると外れます。

片側にはギアが付いています。

ギアごと引っぱります。

このとき、ギアにキズをつけないように注意します。

外したら各部をチェックしていきましょう。

矢印の部分が、他のパーツとの接点です。

車輪と同じく汚れがないかチェックします。

さらに重要なのは、この部分。

車輪を受けている場所なので、走行距離が長いと、擦り減ってきます。

上の写真より削れている状態では、スムーズに走らなくなってしまいます。

低速時の動きに「ひっかかり」が出てきたら、新品に交換しましょう。

さらに、「軸受け」に対する「軸」のこちらも忘れずにチェック。

ギア付き車輪

矢印の部分が、台車フレームと接します。

ここも、ヨゴレがないか、磨り減って溝ができていないかチェックします。

今回ご紹介の各部は、常にメンテナンスしていれば問題ないですが、

ノーメンテで長時間走行を繰り返すと、ヨゴレが落ちにくくなります。

クリーナーで磨いても集電性能が戻らなければ、部品を新品に交換しましょう。

次回は、ギア部分のチェックです。

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